解散のご報告と御礼 ― これまでの歩みと、受け継がれる志
関係者の皆様
このたび一般社団法人イノベーション長崎は令和8年6月16日開催の社員総会における決議をもちまして解散する運びとなりました。設立以来、皆様より賜りました多大なるご支援とご協力に心より御礼申し上げます。
2017年の設立以来、私たちは「若者の流出が止まらない長崎の沈滞した地域経済を地域トークンエコノミーによって活性化したい」という一つの夢を掲げてまいりました。地域に散らばる潜在的な価値を一つに束ね、長崎の観光資源・歴史的資源を「地域の顔」となる地域トークンへと結晶させ地域の内外からの参加と投資によってまち全体の価値を底上げする――。長崎市観光ビジネスコンテストでの企画発表や全国の皆様をお迎えした発表会など、多くの方々とともに歩んでこられた日々は私たちのかけがえのない財産です。
その歩みは決して平坦なものではありませんでした。暗号資産を取り巻く法制度・税制の整備にはなお時間を要し、コロナ禍をはじめとする想定外の環境変化にも幾度となく直面してまいりました。それでも私たちはいたずらにコストのかかる事業に走ることなく、来るべき時に備えて地道な基礎研究を絶やさず続けることを選んでまいりました。長崎という土地の経済・観光・歴史、とりわけその独自の文化的・宗教的背景に関する探究は私たちが大切に積み重ねてきた知の蓄積です。
このたびの解散はこうした状況のなか、一般社団法人としての維持・管理に要するコスト等を総合的に勘案し、法人組織としては一旦これを解消するとの判断によるものです。しかしこれは決して私たちが掲げてきた志そのものを手放すものではございません。組織の形を整理し、より身軽により長く研究を続けていくための前向きな選択であるとご理解いただければ幸いです。
研究そのものはこれからも続きます。当法人のシンクタンクだった合同会社イノベートライフが役割を引き継ぎ、地域トークンエコノミーの実現に向けた研究開発も長崎の歴史や文化をめぐる探究もこれまでどおり進めていきます。
債権者の皆様への解散公告は令和8年7月6日付の官報に掲載しております。当法人に債権をお持ちの方は当該官報公告をご参照くださいますようお願い申し上げます。
なお、当ホームページにつきましては清算手続きの終了後サーバー契約の満了に伴い閉鎖を予定しております。これまで公開してまいりました各期の決算報告等もあわせて閲覧できなくなりますのであらかじめご了承ください。
長きにわたるご厚情に深く感謝申し上げますとともに、受け継がれゆく新たな歩みにも変わらぬご期待を賜りますようお願い申し上げます。
令和8年7月6日
一般社団法人イノベーション長崎
代表清算人 大平 敬己